江尻良文の快説・怪説 「ミスター赤ヘル」山本浩二氏(73)が7日、巨人の宮崎キャンプを訪れて壮絶ながんとの闘いを告白した。 昨年4月16日に鹿児島で巨人-広島戦の解説をした後、公の場から姿を消していた山本氏。「昨年、膀胱がんと肺がんと2度ずつ手術しました。転移したものではなく、全く別個のがんやったからまだよかったね」と明かした。がんだけでなく胆石の摘出や気管支の手術など、「大小合わせると7回」と手術また手術の1年だったという。 壮絶な闘病生活というしかない。広島OBでは213勝エースの北別府学氏(62)も先月20日、成人T細胞白血病であることを公表した。 昨季リーグ4連覇を逃した広島は、緒方監督が引責辞任して佐々岡真司投手コーチが新監督に就任。「V奪回、悲願の日本一達成」を公約した指揮官は、レジェンド2人の病魔との闘いに燃え上がらなければ嘘だろう。 山本氏は「今まで通り野球解説をさせてもら