巨人・ガルベスと中日・山崎の乱闘を止める巨人・長嶋監督(中央ジャンパー姿)と、中日・星野監督(撮影:1996年5月1日) 江尻良文の快説・怪説 3日のヤクルト対広島戦(神宮)で死球を巡りあわや乱闘危機一髪。広島・菊池保のヤクルト・青木に対する死球が発端だったが、乱闘と言えば、燃える男星野氏の専売特許だった。が、実は全く意外なもう一人の燃える男もいる。 星野氏は現役、監督を通じて乱闘試合に名を連ねる伝説の男だ。それも当然だ。打たれた打者にはあわやの危険球も辞さず。監督としても投手に対し、その生きざまを求め、従わないと鉄拳制裁を科した。 「ONに続くカリスマは星野君しかいない。ONが病気で日本代表監督は無理だから、星野君しかいない」 こうほれ込んでいた読売グループ総帥の渡辺氏(現読売新聞東京本社グループ代表取締役主筆)が、実際に巨人軍監督として招請しようとしたこともあった。その際に巨人ナイン、