ゴムボートでトルコを出発しギリシャ・レスボス島に到着した移民ら(2015年9月10日撮影)。(c)AFP/ANGELOS TZORTZINIS 【9月18日 AFP】欧州では、過激派戦闘員が難民を装って潜入している恐れがあるとの懸念が高まっている。だが専門家らは、過激派には欧州に忍び込むために沈没しやすいゴムボートにわざわざ乗る必要などないと指摘している。 欧州諸国はここ数週間にわたり、命懸けで大挙して流入する移民らに紛れ、血に飢えた過激派戦闘員が欧州に向かっている恐れがあるとして警鐘を鳴らしている。今週には、ローマ・カトリック教会のフランシスコ(Francis)法王さえもが「侵入の恐れ」があると注意を喚起した。 専門家らは、こうした恐れが現実となる可能性は認めつつも、イスラム過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」のような組織は、欧州に侵入するためのより高度な手段を持