路上や霊園など公共の場でヌード写真を撮影したとして、警視庁保安課は25日、写真家の篠山紀信氏(69)とアダルトビデオ女優(22)らモデル2人を公然わいせつ容疑で書類送検した。保安課によると、篠山氏は「申し訳ない。周囲に配慮したつもりだったが、足りなかった」と容疑を認めているという。 送検容疑は、08年8月16日~10月15日、港区内の教会や青山霊園など通行人の目に触れる公共の場12カ所で、モデル2人の裸の写真を撮影したとしている。写真は09年1月、朝日出版社から出版されたヌード写真集「NO NUDE by KISHIN 1 20XX TOKYO」に収録された。 同課によると、篠山氏は08年9月7日、港区で撮影中に住民から通報されたが、「水着で撮影していた」とうその内容の始末書を警視庁に提出。その後もヌード写真を撮影していた。篠山氏は「写真家としての活動が50年目にあたるため、節目になる作品