今年の4月に、「すごいグラフ処理ライブラリNetworkXの使い方」という記事を書きました。メモ編にもいくつかNetworkX関係のメモが残っています。 https://m-hiyama-memo.hatenablog.jp/search?q=networkX NetworkXとGraphVizの組み合わせは、グラフの操作・解析・描画に便利なんですが、グラフを表現するデータ形式が色々あって頭がこんがらかる時があります。実装に依存しない一般論を一回整理しておいたほうがいいようです。ライブラリ固有のネイティブ形式ではなくて、JSONで表現できるデータ形式の話をします。 例題は次のようなグラフだとします。 頂点(ノード)は、a, b, c, d, e の5つがある。 辺は次の4本: a → b b → c c → a c → d 内容: 単純な有向グラフ dict-of-lists形式 頂点/辺