年々、減り続ける退職金、AIによる大量失業、意図せぬパワハラ・セクハラ認定。そこにコロナ不況が追い打ちをかけ……。「おじさん」は今、かつてない苦境に立たされている。著書『おじさんは、地味な資格で稼いでく。』を出版した佐藤敦規氏は、そんな「おじさん」に対して、「法人に必要とされる資格」を取ることを勧める。そのひとつが「社会保険労務士」であり、自身も有資格者である佐藤氏に、その魅力について語ってもらった。 最大の魅力は「顧問契約」 前回の記事で、私は管理職経験のない「現代のおじさん(50代もしくは40代後半のビジネスパーソン)」が人生の後半戦を戦い抜くために「資格」取得の重要性を説きました。 なかでも、一般には業務内容などの認知度が低くても、法人に必要とされ、手堅く稼げる資格の取得を勧めています。私が50歳で取得した「社会保険労務士」も、そのうちのひとつです。 社会保険労務士は、おもに企業に代