大阪相談支援KAVERIケアラー事業部責任者、介護福祉ライター、講師、支援団体「よしてよせての会」代表 ミクシィ・リサーチが看護・介護職従事者を対象に行った「介護職の労働環境についてのアンケート調査」によれば、身体的な負担の大きい業務で「入浴の介助」が72.9%と他を大きく引き離しています。「移乗介助(車椅子からベットの移動などへの介助)」55.4%、「オムツの交換」50.2%も半数を超えています。 こうした身体的な負担が原因で仕事を辞めようと思ったことがある人は34.4%で、過酷な労働環境が浮き彫りとなっています。 このような中、神奈川県横浜市でパート介護士として勤務する「さかもとままる」さんは、今春から介護職の入浴介助が大幅に軽減される可能性をおおいに秘めていると指摘します。本稿ではまず、過酷な入浴介助の実態を、さかもとさんの半生とともに詳しく紹介していきます。 借金3000万から転身