3月18 「疎開」しても可能な感染症診療[東北地方太平洋沖地震による被災者の公費負担医療の取り扱いについて](厚生労働省健康局 総務課・疾病対策課・結核感染症課) 被災地から「疎開」してもHIV診療など感染症診療は別の医療機関でも公的補助(自立支援医療など)を受けながら可能だそうです。 カテゴリなしの他の記事
3月18 「疎開」しても可能な感染症診療[東北地方太平洋沖地震による被災者の公費負担医療の取り扱いについて](厚生労働省健康局 総務課・疾病対策課・結核感染症課) 被災地から「疎開」してもHIV診療など感染症診療は別の医療機関でも公的補助(自立支援医療など)を受けながら可能だそうです。 カテゴリなしの他の記事
3月18 被災地において感染症の診断・治療などで困ることをお聞かせください 当サイトでは、被災地で診療にあたられている方々から、感染症の診断・治療などで困ることに関して、ご意見ご質問を募集します。頂いたご意見のなかで、当サイトの編集委員のなかで回答が必要と判断されたものについて、当サイトの運営にご賛同頂ける感染症医の方々のお力を借りつつ、回答に努めて参ります。 被災地で診療にあたられる方々におきましては、感染症の診断・治療などで困ることに関して、disasterinfection(アットマーク)gmail.com まで、 ご意見ご質問をお寄せください。 なお、ご連絡くださる場合には、お名前・ご所属・連絡先を記載頂きますよう、よろしくお願い申し上げます。 カテゴリなしの他の記事
3月19 リソース(医療資源)が限られた状況での肺炎診療 最終更新日:2011年3月19日 リヴァプール熱帯医学校 DTM&Hコース 山本舜悟先生、 川崎医科大学 呼吸器内科 大藤貴先生 リソース(医療資源)が限られた状況での肺炎診療 最終更新日:2011年3月19日 リヴァプール熱帯医学校 DTM&Hコース(元亀田総合病院 総合診療・感染症科) 山本舜悟 川崎医科大学 呼吸器内科 大藤貴 テキストメッセージで書く事を目標にしていますので、少し見にくいかもしれません。 以下にPDF版も用意しましたので、ご利用ください。 http://dl.dropbox.com/u/1544139/RPSpneumonia.pdf 被災地における利用可能なリソースは場所、時間によって刻一刻と変わるだろうと思います。全ての場所に一般化できるわけではありませんが、血液検査や画像検査が限られた状況での肺炎(発熱
3月18 血培ボトルがたりないときの代替法 (亀田総合病院 総合診療・感染症科 細川 直登先生 2011年3月18日) 血培ボトルがたりないときの嫌気ボトルで好気培養をする方法。 血液培養ボトルは好気、嫌気の2本で1セットとして提出しますが、実際に偏性嫌気性菌が起炎菌になるのは腹腔内感染症や、閉鎖性の膿瘍のみです。通常は好気培養のみでも事足りる可能性もあります。 起炎菌として検出頻度の高い、ブドウ球菌、連鎖球菌、大腸菌などの腸内細菌群は嫌気、好気のいずれのボトルでも生えてきます。 しかし緑膿菌、Acinetobacterなどのいわゆるブドウ糖非発酵菌は偏性好気性菌であり、好気ボトルでしか生えてきません。 震災後の創感染ではPseudomonas, Acinetobacterなどが主な起炎菌としてあげられています。 重症の創感染で発熱がある場合は好気ボトルでの血培が重要です。 そこで嫌気ボト
3月17 被災地・避難所における感染症リスクアセスメント (国立感染症研究所 感染症情報センター 2011年3月14日) 被災地・避難所における感染症リスクアセスメント (国立感染症研究所 感染症情報センター 2011年3月14日) 国立感染症研究所 感染症情報センターによる被災地・避難所における感染症リスクアセスメントの表です。ご活用ください。使用法についてご不明の点は、同センターにお尋ねください。 カテゴリなしの他の記事
3月17 やむを得ない場合の抗HIV薬内服中断の方法について(国立国際医療研究センター病院 エイズ治療・研究開発センター (2011/03/15)) 国立国際医療研究センター病院 エイズ治療・研究開発センターからご提供頂いた貴重な情報です。 やむを得ない場合の抗HIV薬内服中断の方法について 【東北地方太平洋沖地震で被災され、主治医と連絡が取れない患者さんへ】 ●やむを得ない場合の抗HIV薬内服中断の方法について (2011/03/15) 抗HIV療法を一旦開始したら、原則として中止すべきではありません。しかし今回の震災のように、手持ちの薬剤が不足し、さらに医療機関で追加処方を受けられない状況においては、一時的な中断を余儀なくされる場合もあります。この場合、治療中断に伴う薬剤耐性獲得の危険性を最小限とするため、以下の方法をご検討下さい。 以下の方法はあくまで「やむを得ない場合の」「短期間の
3月16 尿検査なしで行う成人女性の膀胱炎の診断と治療 最終更新日:2011年3月16日 リヴァプール熱帯医学校 DTM&Hコース(元亀田総合病院 総合診療・感染症科) 山本舜悟先生 尿検査なしで行う成人女性の膀胱炎の診断と治療 最終更新日:2011年3月16日 リヴァプール熱帯医学校 DTM&Hコース(元亀田総合病院 総合診療・感染症科) 山本舜悟 ■診断: ・排尿時痛、頻尿があり、帯下の増加・膣の違和感がなければ、尿検査なしで膀胱炎として治療して差し支えありません。 ・膀胱炎の既往のある人が、今回も同じような症状と言えば、帯下の増加・膣の違和感のないことを確認したら、尿検査なしで膀胱炎として治療してしまってよいです。 ・帯下の増加があれば膣炎や頸管炎を考えましょう。 ・発熱、CVA(肋骨脊柱角)の圧痛があれば、腎盂腎炎を考えましょう。 ・初期治療に不応、再発例では、可能であれば尿検査、
3月14 2011年の東北関東大震災と感染対策(神戸大学 岩田健太郎先生 2011年3月14日) カテゴリ:総論 2011年の東北関東大震災と感染対策 岩田健太郎 神戸大学都市安全研究センター医療リスクマネジメント分野 神戸大学大学院医学研究科微生物感染症学講座感染治療学分野 神戸大学病院感染症内科 ポイント ・災害時の感染対策はブリコラージュが大切である。 ・多いのはコモンな感染症である。かぜ、下痢症等に要注意。 ・外傷後の破傷風予防に気をつける。 ・感染伝播は、感染経路を考えて対応する。 はじめに 本稿は、2011年3月11日から発生した東北関東大震災を受けて、感染症対策という観点からまとめたものです。想定する読者は、被災地で感染対策を行う医療者です。 津波と感染症に関する一般事項についてはCDCのサイトに詳しいですが、必ずしも今回の「この」津波にフィットした内容とは限りません。 ht
3月16 嘔吐、下痢の際の水分補給に:経口補水塩(ORS)の作り方 最終更新日:2011年3月16日 リヴァプール熱帯医学校 DTM&Hコース(元亀田総合病院 総合診療・感染症科) 山本舜悟 嘔吐、下痢の際の水分補給に:経口補水塩(ORS)の作り方 最終更新日:2011年3月16日 リヴァプール熱帯医学校 DTM&Hコース(元亀田総合病院 総合診療・感染症科) 山本舜悟 ■手作り経口補水塩(ORS)の作り方 ・1リットルの水に、小さじすり切り6杯の砂糖と小さじ1/2杯の塩を入れて混ぜるだけです。 小さじ(5cc)がない場合は、ペットボトルのフタがちょうど同じ5ccに当たりますので、これで代用可能です。 ・ペットボトルの清潔な水でなければ、可能なら一度煮沸した水の方がよいです。 ・もしあれば、上記に100cc程度のオレンジジュースを混ぜると味がよくなり、カリウムを補充することができます。 ・
3月14 ドキシサイクリン(ビブラマイシン)、ミノサイクリン(ミノマイシン)の使い方(洛和会音羽病院感染症科 土井朝子先生) 洛和会音羽病院感染症科 土井朝子先生よりお寄せいただきました。 **************************** 洛和会音羽病院感染症科 土井朝子 平 時ではリケッチアややクラミジア尿道炎以外で使用する機会の少ないテトラサイクリンであるが、災害時に増加する感染症、もしくは他の薬剤が欠乏した場合の 代替薬として使用が許容される状況もあろう。例えば、災害時に見られる感染症として、①外傷に関連した皮膚軟部組織感染症、②腸管感染症、③その他(レプ トスピラなど)、また平時から多い感染症ではあるが、災害時にも多いものとして、④肺炎、尿路感染性における使用に関し、外来治療を行うものと想定して私 見を交えて述べる。 ①外傷に関連した皮膚軟部組織感染症としては、圧倒的に多い
3月13 災害対策に関連した感染症について、頻度の高いものへの対策 神戸大学 岩田健太郎先生のサイトより転記させて頂きます。 元の記事はここからです。 ===== 災害対策に関連した感染症につ いて、頻度の高いものから申し上げます。 1.かぜ、インフルエンザ、下痢症 避難所での密な生活と水不足のためです。トイレや 水の確保が大切になります。水痘、結核の懸念もあります。N95はあまり現実的ではないので、通常はサージカルマスクが役に立ちます。下痢症は水不足の状 態では死亡のリスクがありますので、軽く見てはなりません。通常は止痢薬は「相対的に禁忌」とされていますが、避難所での不便な生活を考えると、ロペミン 等の処方は正当化されることも多いです。比較的治癒しやすい水痘ですが、水不足の時は小児の水痘が脱水、ショックの原因になりますから、可能な限りの隔離 が望ましいです。 2. 外傷に関連した感染症
3月13 手持ちの抗菌薬等でなんとか感染症に対応するには? 非常時のための抗菌薬(使い方)リスト 岩田先生から示唆を頂きました。 非常時なら許容できるだろう抗菌薬の使い方、というものがあるはずです。例えば軽症の肺炎→ サワシリンでもミノマイシンでもバクタでもOKでしょう。下痢症にも抗菌薬を使用することはいつもより積極的に許容されるかもしれません。 普段であれば予測される抗菌薬感受性の観点からは最初には選ばないお薬も、今の状況では貴重な選択肢になりますし、普段とは多少違った適応でも、この場では有用であることもあるはずです。 そこで 1.「この抗菌薬を」「このような適応に使えます」 2.「このような感染症には」「この抗菌薬のこういう使い方が出来ます」 の二つのフォーマットで情報をまとめます。 今の地震・津波の現場でどう使うか、この観点から感染症にかかわる専門家のみなさま是非情報をお寄せ頂けない
3月13 災害時の外傷における抗菌薬予防投与、治療について 最終更新日:2011年3月13日 リヴァプール熱帯医学校 DTM&Hコース(元亀田総合病院 総合診療・感染症科) 山本舜悟先生よりご寄稿頂きました! *************************** 災害時の外傷における抗菌薬予防投与、治療について 最終更新日:2011年3月13日 リヴァプール熱帯医学校 DTM&Hコース(元亀田総合病院 総合診療・感染症科) 山本舜悟 災害時の初期数日間は外傷とそれに伴う皮膚軟部組織感染症が問題になります。 ポイント ・外傷の感染予防には、十分な創部の洗浄と適切な創閉鎖が肝! ・異物が残っていないことを必ずチェック! ・高リスク患者では予防的な抗菌薬投与を! ・破傷風予防を適切に! Q. 外傷の感染予防のためにどのようなことができますか? A. 1)十分な創部の洗浄:異物の検索、デブリード
3月27 災害時(津波を含む)の感染症対策: サイトマップ 本サイトの内容は以下です。各項目をクリックしてください。 ======== 当サイトでは、被災地で診療にあたられている方々から、感染症の診断・治療などで困ることに関して、ご意見ご質問を募集します。頂いたご意見のなかで、当サイトの編集委員のなかで回答が必要と判断されたものについて、当サイトの運営にご賛同頂ける感染症医の方々のお力を借りつつ、回答に努めて参ります。被災地で診療にあたられる方々におきましては、感染症の診断・治療などで困ることに関して、disasterinfection(アットマーク)gmail.com まで、 ご意見ご質問をお寄せください。なお、ご連絡くださる場合には、お名前・ご所属・連絡先を記載頂きますよう、よろしくお願い申し上げます。 ======== 【総論】 2011年の東北関東大震災と感染対策(神戸大学 岩田健
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