いま世界中、あるいは日常で、 さまざまな「対立」が見受けられます。 そこには非常に危機的な「対立」もあれば、 関係がいい方向に向かうための「対立」も 両方あると思うんですが、 「対立」についてぼくは、 さきほどダイアモンドさんがおっしゃったような 正しい「比較」の視点を持てていなかったり、 自分を冷静に捉えられていないときに起こるのでは? と、思うんです。 そのあたりの「対立」ということについては、 どう、思われますでしょうか。 それについては、2つの答えを思いつきました。 短い答えと長めの答えがあります。 まず、短いほうですけれども、 先週イギリスに行ったときに聞いた話で、 作家のジョージ・バーナード・ショーの 言葉なのだそうです。 「知的な人は常に 何が正解かはわからない、と考える。 何かに強い確信を持つのは いつも知的でない人のほうだ」 これが、ひとつめの回答です。