この連載ではJavaプログラマを対象に、Groovyというスクリプト言語を使ってRuby on Railsライクな開発を行えるWebアプリケーションフレームワーク「Grails」を紹介します。今回は、MVCの「Model」の部分を担当するドメインクラスについて説明しましょう。 はじめに 今回は、MVCの「M(Model)」について説明を行うことにしましょう。Modelは、データベースとのやり取りなどを管理する部分です。データベースに問い合わせをしたり、必要なデータを受け取ったりするのはすべてモデルの担当となります。 ただし、勘違いしてはならないのが、「モデルの中に、特定のデータベースに接続しデータを取得する処理を作成するわけではない」という点でしょう。モデルの中で、データベース接続の処理を書いたり、クエリーを送信したりすることはありません。それらはすべて「ドメインクラス」が行ってくれるので
