新型コロナウイルス「スパイクフェリチンナノ粒子(SpFN)」ワクチンの電子顕微鏡画像。あらゆる変異株に効くことを目指して開発された。(PHOTOGRAPH BY WALTER REED ARMY INSTITUTE OF RESEARCH) 新型コロナウイルスのオミクロン株は、最初に確認されてからわずか1カ月ほどで全世界に広がった。新たな変異株が登場するたびに、製薬会社はこれまでの「レシピ」で作られた自社のワクチンや治療薬に効果があるかどうかを再検討している。 2021年12月、ワクチンメーカー各社は、必要ならば新型コロナワクチンを微調整してオミクロン株に特化したワクチンを作ると表明した。(参考記事:「オミクロン株に備え、コロナワクチンの改良が急加速」) 2019年12月にパンデミック(世界的大流行)が始まって以来、新型コロナウイルスは何度も変異し、さまざまな変異株が誕生している。大半のワ
![万能コロナワクチンは完成間近か、成果続々、治験に進んだものも](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e6f0e19c442184ddb12d1bec28d75077c445e0a2/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnatgeo.nikkeibp.co.jp%2Fatcl%2Fnews%2F22%2F012100034%2Fph_thumb.jpg)