ブックマーク / cruel.hatenablog.com (6)

  • ガリレオ『望遠鏡で見た星空の大発見』:「星界の報告」新訳。神をも畏れぬ邪説を唱えたトンデモ本。発禁にすべき。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    望遠鏡で見た星空の大発見 (やまねこブックレット) 作者: ガリレオガリレイ,板倉聖宣出版社/メーカー: 仮説社発売日: 2013/01/04メディア: 単行購入: 16人 クリック: 566回この商品を含むブログ (27件) を見る 望遠鏡で見ると、星空はずいぶんちがって見えるんだよ、というのをガリレオが、自分の感動を素直に伝えるべく書いた。最初は、望遠鏡の構造の解説から入り、その後は月はこんなふうに見えて、実はでこぼこなんだよ、とか星座の周辺にはほかにもいっぱい星があるんだよ、というのを述べる。月のでこぼこは望遠鏡なるカラクリを信用すべきかどうかにも関わるので簡単に断言すべきではないと思うが、そこまではいい。 だが問題はその後。ガリレオは木星を観察して、そのまわりをまわっているとおぼしき星の報告を行い、実はすべてが地球を中心にまわっているのではないんじゃないか、コペルニクス説が正し

    ガリレオ『望遠鏡で見た星空の大発見』:「星界の報告」新訳。神をも畏れぬ邪説を唱えたトンデモ本。発禁にすべき。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
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    kstmk 2013/03/03
  • 岩田規久男の業績おさらい会での妄想など。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    デフレの経済学 作者: 岩田規久男出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2001/12メディア: 単行購入: 4人 クリック: 131回この商品を含むブログ (22件) を見る はじめに 今日(というのは2/16)、「岩田規久男先生の学恩をなんとか」というシンポジウムに呼ばれたので、ちょっと行ってきた。ぼくは岩田規久男に直接教わったことはないけれど、もちろん彼の研究業績にはたくさん世話になっているし、また来客リストを見ると日リフレ派オールスターみたいな感じで野次馬根性が出たのもある。もちろんぼく以外の来場者はみんな、経済学の先生や経済政策の重鎮たちで(除く道端カレンだが彼女は別枠)、ぼくなんぞホントに末席を汚すという感じではあったんだけれど。 さて、シンポジウムは、岩田規久男のこれまでの業績をふりかえる、というもの。四人の人が、岩田規久男の活動した主要分野について概略を述べた。そ

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    kstmk 2013/02/17
    容積率取引
  • 日置/中牧編『会社神話の経営人類学』:企業アイデンティティ形成過程を分析した面白い本。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    会社神話の経営人類学 作者: 日置弘一郎,中牧弘允出版社/メーカー: 東方出版発売日: 2012/09メディア: 単行購入: 18人 クリック: 1,212回この商品を含むブログを見る 最近ではスティーブ・ジョブスとアップルの話に顕著だけれど、会社は発展成長の過程でいろんな神話を紡ぎ出して(時には捏造して)、それをアイデンティティ構築に使いブランディングや企業のまとまりを生み出す。書は、いろんな日企業(または外資日法人)についてそうした神話がいかに造り上げられたかを、神話学、民族学的に分析検討したもの。 とってもおもしろい。多くの人は、ジョブスの伝記とかを思いっきり真に受けて気で感動するくらいバカで、そこに書かれている「製品哲学」が目の前の製品と露骨にちがっていることにすら気がつかない。(たとえば、ジョブスがジョナサンアイブと、一件かっこよさげな製品を見つけて喜んだが、それがネジ

    日置/中牧編『会社神話の経営人類学』:企業アイデンティティ形成過程を分析した面白い本。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
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    kstmk 2012/11/21
  • アルカイダ『Inspire』2012年冬号:さあこれを読んで今日から君も聖戦士! 前号よりレベル落ちてる。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    Inspire. Winter 2012 出版社/メーカー: Al Qaeda 発売日: 2012/05 メディア: オンライン雑誌 この商品を含むブログ (0件) を見る アルカイダのリクルート雑誌とされる、オンライン英語雑誌「Inspire」。最新号の2012年秋号がこの5月に出ていました。そろそろ次のが出るかな? この雑誌が当にアルカイダによるものなのかについては、まだ議論があるようだけれど、いたずらにしては長く続きすぎているし、内容も作られ方もまあそれっぽい。内容は、毎号反米的なあれやこれや、アルカイダのえらい人たちがいかに人格的に立派で神に忠実で、アメリカの不正と偽善にいかに怒りをつのらせているかという紹介、今月のテロリストピックアップ、それと君にもできるお手軽なテロ装置(今回の号は、簡易時限発火装置)、各種テロ行為の正当性に関する議論、それと今回は、キリスト教右派のテロと自分

    アルカイダ『Inspire』2012年冬号:さあこれを読んで今日から君も聖戦士! 前号よりレベル落ちてる。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
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    kstmk 2012/11/17
  • Neuwirth Stealth of Nations: 事例はおもしろいが、政策提言は…… - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    Stealth of Nations: The Global Rise of the Informal Economy 作者: Robert Neuwirth出版社/メーカー: Pantheon発売日: 2011/10/18メディア: ハードカバー クリック: 27回この商品を含むブログを見る しばらく前に(2011年12月)依頼された査読書。事例はおもしろいんだが、非合法経済を経済にとりこめと政府に言っても、政府も困るよな。どっかに治外法権を作ってそこでは何でもありにするとか……でも、大目に見る、お目こぼしする、というのと「発展を助ける」というのはまた話がちがうし。正規の事業として認めるといっても、絶対正規化できそうにない商売もかなりあるし。レッシグがコードで言っていたように、規制はあっても実質的にそれが(テクノロジーの制約で)適用されない場所が必要、という話ではあるし、その通り。が、そ

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    kstmk 2012/11/17
  • 生産性の話の基礎 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    「ゴッドランドの経済学」で生産性の話を書いて、インドから戻ってきてみると反応がいろいろついてた。この連載はその意味で毎回楽しいね。もちろんそれが楽しいのは、読者のみなさんが有益で生産的な議論をいろいろ展開してくれるから……ではない。はてなブックマークにしてもトラックバックにしても、多くは単なるバカと無知の表明にすぎないものばかり。ぼくがまったく考えなかったような論点を指摘してくれるものなんてほとんどありゃしない。きみたち、ワタクシを震撼させるような議論ができないのかね!! ……って、できるわけがない。だってぼくが書いていることは経済学のほんの基礎の基礎で、考えられる反論や揚げ足取りはもう過去 100 年以上で出尽くしてるんだもん。でも、それはそれでありがたいのだ。というのも、何をぼくが説明しなきゃならないかがかなりよくわかるし、その説明内容がかなり基礎的なものでいいことが見えるからだ。 そ

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    kstmk 2007/02/12
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