「日食」とは、月が太陽の前を横切るために、月によって太陽の一部(または全部)が隠される現象です。 太陽が月によって全部隠されるときには「皆既日食(または皆既食)」と呼ばれます。 また、太陽のほうが月より大きく見えるために月のまわりから太陽がはみ出して見えるときには「金環日食(または金環食)」と呼ばれます。今回は日本の一部の地域でこの「金環日食」が見られます。 太陽の一部だけが月に隠されるときには「部分日食(または部分食)」と呼ばれます。 図では、金環日食が起こる仕組みを、地球の外からの視点で示しています。相対的に、太陽が地球に近く、月が地球から遠いときに日食が起こると、太陽によってできる月の影は地球の表面まで届きません。このような場合、月の影の延長上の地点には、太陽の縁からの光だけが届いて金環日食が起こり、そのまわりの地点では部分日食が起こります。 日食は、見る場所によって、どのくらい深く