世界中でクロマグロの水揚げを見てきたが、100キロ未満の水揚げを海外では見たことが無い。アメリカ・ノースカロライナでは小さくても100キロ以上(なぜなら叉長72インチ未満は漁獲できない)、カナダのプリンスエドワード州では小さくても250キロ以上ある。スペインのまき網も平均サイズが133キロもある。 ところが6月3日から日本海で始まったまき網の平均サイズは30キロ台と大西洋に比べてはるかに小さい。これはほとんどが初産卵、もしくは未成魚(子供)である。多くのマグロが一度も産卵をしないで殺されていくのだ。 しかもこの写真を見るように、魚体がとんでもなく汚い。これは生きているうちに狭い冷蔵庫に放り込まれ、苦しみもがき、大暴れしながら死んでいくからだ。当然身質も悪く、市場では最も安く取引される。 これは同じ日に並んでいた一本釣りのクロマグロ。一目瞭然の綺麗なマグロである。生きているうちに大切に扱い、
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