2017年のお正月の迎え方はもう決めましたか?テレビを見ながらゴロゴロする人も、お寺へ並んで除夜の鐘をつく人も、さっそく神社に初詣に行く人もいろいろいらっしゃると思います。 なぜ神社やお寺の初詣を大みそかの夜から日にちが切り替わった瞬間にやるのかと考えたことってありませんか。なにもあんなに寒い時間でなく、朝でも昼でもいいじゃないか(でも温かい甘酒はおいしい) これにはちゃんと理由があるのです。初詣は江戸時代以前にも行われていました。 当然、今のように交通事情が発展していませんから、有名な寺社へ行く現代風の初詣ではありません。 初詣とは呼ばなくてもやっていた 「年籠り」 現代の「初詣」は江戸時代以前は「年籠り(としこもり)」と呼ばれていました。 言葉の使い方としては、かなり古いです。11世紀つまり平安時代の『後拾遺往生伝』という仏教説話集にもあり、江戸時代後半(19世紀)の『諸国風俗問状』ま