<公式発表で700万人、実際には2000万人もの死者を出したとも言われる新型コロナについて、ついにWHOが緊急事態の終了を発表した> 世界保健機関(WHO)は5日、新型コロナウイルス感染症について「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に当てはまらなくなったと発表した。2020年1月に「緊急事態」を宣言してから3年3カ月余、死者は公式発表で少なくとも700万人、実際には3倍近い2000万人に達している恐れがある。緊急事態の終了はパンデミックの終息を意味しない。 1週間当たりの死者はピーク時(21年1月)の10万人超から今年4月下旬時点で3500人超に減少。WHOの緊急委員会はコロナ関連の死者数、入院や集中治療を要する患者の減少、集団免疫の高さを強調し、コロナウイルスの変異による不確実性が残っていることを認める一方で「パンデミックの長期管理に移行する時期だ」と勧告した。 これを受け、WHO