しゃべりと笑いと音楽があふれる“少数派”メディアの魅力を再発掘! ラジオ好きライターが贈る、必聴ラジオコラム。 今、ふかわりょうが面白い。『ひるおび!』(TBS系)や『5時に夢中!』(TOKYO MX)における彼の話術は、その独自の角度と不可思議な「間」において、他と一線を画する妙な存在感を放っている。特に後者においては、マツコ・デラックスや岡本夏生といった猛獣系コメンテーター陣に急所を噛まれつつもなお餌をやり続けるような、過去に類を見ぬ勇敢かつ斬新な司会者像を作り上げており、番組全体に異様な緊張感をもたらしている。 いや、もちろんふかわりょうは、最初から面白かった。登場時の、無表情で踊りながら攻撃的なフレーズを放つあるあるネタも絶大なインパクトを放っていたし、その後はこの『ROCKETMAN SHOW』(J-WAVE 毎週土曜25:00~29:00)という番組が、7年にわたり彼の実力を証