10代で山に魅了され、「山で生きたい」と願ったものの、既存の職業ではしっくりくるものが見つからず、自ら新しい道を切り拓いた秋本真宏さん(31)。株式会社山屋を立ち上げ「山のなんでも屋さん」として活躍しています。 多い時は年間300日を山で過ごしたという秋本さんに、「山で過ごすと気持ちがいい理由」を教えていただきました。 》インタビュー【前篇】を読む 》インタビュー【中篇】を読む 町に住む人々の安全も本当の意味では守れていない 富士山を3Dスキャンで計測する秋本さん/写真提供:秋本真宏 いま日本には、1年とか10年に1回しか人が入らないような山林が増えています。日本の山は木がびっしり生えているので、空から見ても何もわからない。山の奥がどんな状況になっているか誰も把握できておらず、知らないうちに地滑りのリスクが高まっているような山も多いんです。山の下の町に住む人々の安全も、本当の意味では守れて
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