『ノーカントリー』(原題: No Country for Old Men)は、2007年製作のアメリカ映画。コーエン兄弟製作のスリラー映画。 アメリカとメキシコの国境地帯を舞台に、麻薬取引の大金を巡って凄惨な殺戮劇が繰り広げられる。 2005年に発表されたコーマック・マッカーシーの小説『ノー・カントリー』(原題: No Country for Old Men、訳書は下記)の映画化作品。原題はW・B・イェイツの詩「Sailing to Byzantium」の第1句が引用されている。 第60回カンヌ国際映画祭、第32回トロント国際映画祭などで先行上映された後、2007年11月9日にアメリカの一部の映画館で限定公開された。同年11月21日に全米公開され、アメリカとカナダで約7400万ドル、それ以外の国で約8700万ドルの興行収入を挙げた[1]。コーエン兄弟制作映画としては、2003年に公開された