年末に税制改正大綱を発表するにあたって、菅総理が米倉経団連会長に対して「法人税減税を行うので雇用を増やしてくれ」と依頼をし、これに対して「お約束はできませんが」と苦笑いをされる場面がテレビで何度も放映された。 似た議論で、「企業は内部留保(これはバランスシート上の概念ではなく現預金のことを指しているように思えるが)をため込んでいるんだから、もっと雇用を増やせ」といった主張がなされることもある。 これらを聞くに連れ、疑問に思う。個別企業のキャッシュポジションは、経済全体の雇用量と無関係ではないか。 私の親戚は、高崎の駅前で喫茶店を営んでいる(タンシチューが自慢の「ラ・シーム」という店なので、ぜひ行ってやって欲しい)。伯母がフロアを回り、その夫が厨房に立っている。もしかしたら、アルバイトくらい雇っているかも知れない。しかし、仮に少し税金が少なくなったり、あるいは預金残高が増えたとして、来客が増
…といって、テレビ局は延々とバラエティ番組をオンエアし、芸能人のスキャンダルを垂れ流し続ける。 でもさ、「需要に応える」ってのは、実は需要を消費しているということなんだよね。飲食店でいえば常連客のワガママにかいがいしくあれこれと応えているようなものだ。で、そんなことをやっているような飲食店は間違いなく潰れる。 落ち着いて考えてみれば自明のことだけれども、いかに常連客を大切にしたところで、それで常連客が明日もまた来店してお金をお店に落としてくれる保証なんてのはどこにもない。どこかへ引っ越すかもしれないし、もっとお気に入りの店を見つけて、そちらに入り浸るようになるかもしれない。なによりも決定的なのは、どれだけ頑張ってみたところでメニューより高い料金を請求することは普通できないということ。つまり、常連客ってのはその程度のものでしかない。 だから、生き残る為には需要を創らなければならないわけ。飲食
あけましておめでとうございます。@doryokujinです。今回は技術的な内容ではなく、フロントの解析者・アナリストとして僕が大事にしていること・日々感じていることを書きたいと思います。 このエントリーのきっかけは、最近多くの方から以前の10月に書いたエントリー「解析者の立ち位置」について僕が思うこと。に対して多くの共感のコメントを頂いた事です。この事で僕は今年も解析者として変わらぬ信念を持って、今いっそうの努力を続けていけばよいのだ、やるしかないという決意をもつことができました。コメントを寄せて頂いた皆さん、どうもありがとうございました。 解析者として僕が大事にしていること ここ数年においては、データが大量に蓄積されてきており、それを解析・マイニングするデータ解析者の重要性が理解されるようになってきているように感じています。それは解析者にとって非常に喜ばしいことでもあると同時に、大きなプ
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