(CNN) ギリシャ西部の運河の町、エトリコでこのほどクモの数が急激に増加し、町中の草木や停泊中の船などが大量のクモの巣で覆われる事態となった。ホラー映画さながらの光景を前に、地元住民からは驚きの声が上がっている。 町を覆いつくすかのように広がる「クモの巣のベール」に今週初めに気づいた男性は、その様子をカメラで撮影。CNNの取材に対し「これほどの大きさのクモの巣は見たことがない」と話した。 ギリシャの他の地域では以前にも、大量のクモの巣が現れる現象がまれに起きていた。クモの専門家によればこれらはすべて体長2センチ程度の同じ種類のクモが作ったもの。巣はたいていがシートのような形状となり、その下には数千匹のクモが住んでいるという。 地元のラグーンにある国立公園の責任者で生物学者のフォティス・ペルガンティス氏は、クモの増えた要因として、クモが好んで食べる蚊に似た種類の昆虫が大量に繁殖したことを挙
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