下水道システム改善プロジェクト「テムズ・タイドウェイ・トンネル」の直径7.2メートルのコンクリート製トンネル。英ロンドン西部で(2023年6月14日撮影)。(c)Daniel LEAL / AFP 【8月13日 AFP】英国の首都ロンドンで、19世紀に建設された地下の巨大な下水道システム改善プロジェクトが進められている。 旧式のレンガ造りの下水道は、1858年夏の高い気温とテムズ川への下水流入により、街全体が悪臭に包まれた「大悪臭」を受けて建設された。総工費43億ポンド(約7900億円)の改良工事には、過去7年間で数千人のエンジニアや建設作業員が従事してきた。 ロンドンの人口は、下水道システムが整備された当時の約400万人から、現在は約900万人に増加。容量不足のため、降雨時などには未処理の下水がテムズ川に流れ込む状況となってしまっていた。 下水道システム改善プロジェクト「テムズ・タイドウ
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