新型コロナウイルスは、国内では5年前、2020年1月15日に初めて感染者が確認されたあと徐々に感染が拡大し、地域によっては医療体制のひっ迫が問題となりました。 これを受けて4月7日に東京都や大阪府、福岡県など7都府県を対象に緊急事態宣言が出され、その後対象は全都道府県に拡大されました。 政府の基本的対処方針では、「密閉・密集・密接」の「3つの密」を避けるよう呼びかけられたほか、外出自粛の要請を強力に行い、リモートワークやオンライン授業が広がったほか飲食店などの営業時間の短縮なども行われました。 宣言は流行の制御につながったとする評価がある一方で、社会・経済活動への影響も大きく、感染対策の進め方が議論となりました。 また、感染拡大の波のたびに医療機関の病床がひっ迫したり救急搬送が困難になったりするなど医療体制のあり方も課題となりました。 おととし5月に感染症法上の位置づけが「2類相当」から「
