中国に進出した企業が導入を義務づけられている税務ソフトに、GoldenSpyと呼ばれるスパイウェアを自動インストールする機能が備わっているという。日経新聞によれば、こうした行為から、これまで中国との関係の良かったドイツでも中国への不信感が広がっているという(日経新聞)。 このスパイウェアは6月にサイバーセキュリティ企業Trustwaveによって発見されたもので、発見時のレポートによれば、中国のドメインにシステム情報を送信する機能を持っているとされる。システムに隠しバックドアがインストールされ、攻撃者がWindowsコマンドを実行したり、任意のバイナリをアップロードするなどの行為が可能になる。 中国公認の税務ソフトには、航天信息と百望雲という2社の企業のものが提供されているが、いずれもGoldenSpyをインストールする機能が備わっているという。スパイウェアは税務ソフトをインストールしてから