小さなころから今に至るまで、二次元に憧れの女の子がいる。彼女たちは私の女神で天使でヒーローで、大切な存在だ。 そんな彼女たちでさえラノベの表紙絵でパンツが見えそうになっている。ていうか、むしろ履いてなさそうな姿で乳首の形が透けている。 私のヒーローは、だけど男の子にとってズリネタでしかないと言われたような気持ちになって、十代の私は傷ついていた。 あんなに賢くて勇敢で意思の強いあの子だって結局ズリネタでしかないなら、あの子のようにはなれない私は? あの子のような優れた人間性も能力も持たないわたしは、もっと当たり前にズリネタとして扱われても仕方ないの? 「あの子のようには可愛くないお前なんかをそう見るはずないだろ」と思う人もいるかもしれない。でももう、当時の私でさえ知っていた。 電車に乗れば痴漢されるし、書店へ行けば盗撮される。 オタクからも、オタクじゃない人からも、そういうことをされる。 私
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