ジェンダー平等は「優先順位高くない」石破政権 経済学者奥山陽子さんが語る、変わらない日本政治の「障壁」 石破茂首相が発足させた新内閣で女性閣僚は2人にとどまった。衆議院議員の女性比率も10%程度に低迷するなど、男性に偏る政治はどのような弊害があるのか。女性参画を推進しているスウェーデンのウプサラ大の奥山陽子助教授(ジェンダー経済学)は「民主主義は全市民が参加するときに最もうまく機能する。政治家に男女の偏りがあれば女性の声が政治に反映されにくく、民主主義が十分に機能しているとはいえない」と指摘する。(聞き手・中沢穣)