大阪北部の街、摂津市。多くの住宅と工場が混在する、この街で問題は起きていました。地元住民の和田壮平さんは「まずは畑を見てほしい」と言います。(摂津市在住 和田壮平さん)「こちらの井戸が昨年度、1リット…

一部の物質が有害とされる有機フッ素化合物のPFASについて、消費者庁は、ミネラルウォーターなどの飲料水でも水道水と同様の水質基準を定め、メーカー側の品質管理を法律で義務づける方針を示しました。 有機フッ素化合物の「PFAS」のうち「PFOS」と「PFOA」の2つの物質は有害性が指摘されていて、水道水については、環境省が水質検査をはじめ、基準となる数値を超えた場合の改善を法律で義務づける方針を決めています。 これを受けて、消費者庁は、10日開かれた部会で、ミネラルウォーターなどの飲料水についても、食品衛生法に基づき水道水と同様の基準を定め、「PFOS」と「PFOA」の2つの物質の合計値を1リットルあたり50ナノグラム以下とする方針を示しました。 対象となるのは、製造工程で殺菌や除菌が行われる飲料水で、メーカーには検査して、基準を満たした製品を販売することが義務づけられます。 消費者庁によりま
発がん性の疑いがある有機フッ素化合物(PFAS=ピーファス)が一部浄水場から高濃度で検出された岡山県吉備中央町は28日、住民対象の血液検査の結果を公表し、米国の指標で「健康被害の恐れ」を上回ったのが87%だったと明らかにした。公費による検査は国内初で注目されていた。一方、汚染が懸念されている東京・多摩地域などでは市民団体が独自に検査しているが、国の指標はなく、国や多くの自治体は検査に消極的だ。識者は「健康影響の実態を調べるため、国が主体的に取り組むべきだ」と指摘する。(松島京太、荒井六貴) 吉備中央町が検査したのは2歳以上の709人。PFASの一種のPFOA(ピーフォア)が最も高い人で1ミリリットル当たり718.8ナノグラム(ナノは10億分の1)を検出。米の学術機関「全米アカデミーズ」は、7種類のPFASの合計が血液中で1ミリリットル当たり20ナノグラムを超えると、健康影響の恐れがあると指
一部の物質が有害とされる有機フッ素化合物のPFASについて、環境省は、水質検査をはじめ、基準となる数値を超えた場合の改善を法律で義務づける方針を決めました。 基準となる数値は現在、暫定的な目標値としている1リットルあたり50ナノグラムとし、2026年4月から施行される見通しです。 目次 PFASとは 「専用水道」44か所で目標値超え 有機フッ素化合物の「PFAS」のうち「PFOS」と「PFOA」の2つの物質は有害性が指摘されていて、国は4年前(2020年)、2つの物質の合計値を水道水1リットルあたり50ナノグラムとする「暫定目標値」を設定しましたが検査などの法的な義務づけはありません。 環境省はPFASの2つの物質について全国各地の水道水の検査で一定の濃度を超える値が検出されたことを受けて、24日開かれた専門家会議で水道法上の「水質基準」に引き上げる方針を示し、了承されました。 「水質基準
米軍横田基地(東京都福生市など)から今年8月、発がん性が疑われる有機フッ素化合物(PFAS=ピーファス)を含んだ汚染水が基地外へと流出した可能性があると米軍が明らかにした問題で、日本側が20日に基地内へ立ち入りすることが、関係者への取材で分かった。(松島京太、奥野斐)
「地域が蜂の巣をつついたような てんやわんやの大騒ぎに…」 岡山県の山あいの町に走った衝撃。 海外の研究で有害性が指摘される有機フッ素化合物「PFAS」が水道水から高い濃度で検出されたためでした。 国は11月29日、全国の水道水の検出状況を調査した結果を初めて公表。 最新の調査では国の暫定的な目標値をすべての地域で下回っていましたが、昨年度までに14か所で目標値を上回っていました。 国の調査結果をもとにNHKが作成した「水道水PFAS検出状況マップ」であなたが住む地域の水道水の状況を確認してみてはいかがでしょうか? 自然豊かな山あいにある岡山県吉備中央町。 去年10月、水道水から1リットルあたり1400ナノグラムのPFASが検出されていたことが明らかになりました。これは、国が定めた暫定目標値の28倍にのぼります。 2020年から4年続けて、目標値を超える濃度が検出されましたが、水源を切り替
県はきのう20日那覇市内で有機フッ素化合物・PFAS問題に関するシンポジウムを開き、沖縄を訪れている国連の特別報告者などが登壇しました。 那覇市のタイムスホールで開かれたシンポジウムでは、沖縄を訪れている国連特別報告者のマルコス・オレリャーナ氏などが登壇し、アメリカ軍基地周辺で確認されているPFASの水汚染について議論しました。 オレリャーナ氏は現在の日米地位協定がアメリカで主要な環境関連の法律ができる前に結ばれたことを指摘し、「新しい基準に従うべき」と強調しました。 シンポジウムの前日には、嘉手納基地や普天間基地周辺でのPFAS汚染の状況を視察していてシンポジウム後に開かれ会見では次のように述べました。 「アメリカ軍基地とPFAS汚染の関連性は明らかだ」また、オレリャーナ氏は日米両政府の見解も聞く必要性も示しています。
一部の物質が有害とされる有機フッ素化合物の「PFAS」について、千葉県鎌ケ谷市は10月まで4回に分けて調査した結果、あわせて70本の井戸で国の暫定目標値を超える濃度が検出されたと発表しました。 有機フッ素化合物の「PFAS」のうち「PFOS」と「PFOA」の2つの物質は有害性が指摘され、千葉県では柏市などで水路や周辺の井戸から国の暫定目標値を上回る濃度が相次いで検出されました。 これを受けて鎌ケ谷市がこれまでに軽井沢地区で行った3回の調査では、35本の井戸で国の値を上回り、最大では840倍の極めて高い濃度が検出されていました。 鎌ケ谷市は13日、さらに範囲を広げて行った10月の調査結果を発表し、それによりますと、新たに35本の井戸で値を上回り最大ではおよそ18倍の濃度が検出されたということです。 井戸の水質調査は今回でおおむね終わり、あわせて214のうち70本の井戸で値を上回ったことになり
全国の水源地である河川、地下水から、発がん性を指摘される有機フッ素化合物である「PFAS」(ピーファス)が続々検出されている。ついには、直接私たちが口にする水道水から検出される事例まで現われた。本誌『週刊ポスト』は各自治体への取材を進め、PFASが検出された全国258地点をマップ化。PFAS研究の第一人者である京都大学大学院医学研究科の原田浩二准教授が警鐘を鳴らす。
ことし8月、有機フッ素化合物の「PFAS」を含む水が、アメリカ軍横田基地の外に流出したとみられる問題で、アメリカ側からの情報で流出したのは基地南西部の福生市の可能性が高いことがわかりました。 「PFAS」は、1万以上の種類がある有機フッ素化合物で、このうち「PFOS」などの3種類は有害性が指摘されています。 都などによりますと、10月3日にアメリカ側の情報として「今年8月の大雨でアメリカ軍横田基地の消火訓練エリアからPFOSを含む4万7000リットル余りの水があふれ出し、一部が基地の外に出たおそれがある」などと防衛省北関東防衛局から連絡を受けていました。 これについて、基地に隣接する福生市などによりますと、16日にアメリカ側の追加情報として、「あふれ出した水は、雨水排水系統に流入し、基地南西部の排水口から、おそらく流れ出た」などと連絡があったということです。 この場所は福生市にあたりますが
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