コミュニケーションやショッピンング、教育など、さまざまな分野で活用が広がっているネット上の仮想空間「メタバース」。 その中で行われるハラスメントを「メタバース・ハラスメント」と呼ぶという。 ユーザーの分身=「アバター」に対するセクハラやパワハラ、いじめや暴力行為ということだが、その実態はどのようなものなのか。 870人余りのユーザーへのアンケート結果をもとに「メタハラ」について考えてみたい。 「メタバース上でもハラスメントはあるのか?」 「どういったハラスメントが多いのか?」 仮想空間、メタバースでのハラスメントの実態調査が、去年9月、初めて行われた。 調査を行ったのは、メタバース界のアイドルで、メタバース文化の研究者でもある「バーチャル美少女ねむ」さん。 メタバースの発展に向けた議論の役に立てたいと、スイスの人類学者と共同で行い、結果は11月に公開された。 調査でのハラスメントの定義は「