鹿児島市の市営住宅で昨年4月、小学女児が折れた水銀灯に当たり、けがをする事故があり、鹿児島市は8日、犬や猫の小便によって根元が腐食し、水銀灯が倒れた可能性が高いと発表した。 市は、水銀灯の管理責任を認め、女児側に慰謝料などを支払った。事故後、市内のすべての水銀灯を点検し、18本を立て直したという。 市住宅課によると、事故は昨年4月19日夕に発生。同市星ヶ峯の市営住宅内に設置された水銀灯(高さ約4・5メートル)に、小学5年生の女児(当時11)が寄りかかったところ、根元から折れた。はずみで支柱部分が女児の右足に当たり、軽い打撲を負った。 水銀灯は1984年に設置。外側からは見えない部分の傷みが激しかったという。犬や猫が度々、根元で小便をしていたことが確認されており、市は小便によって腐食したとみている。市は女児側に謝罪し、今年1月末に慰謝料など2万6050円を支払った。 市が設置する水銀灯は約1