所持金がほとんどないのに兵庫県尼崎市のスーパー銭湯に54日間居続けたとして、県警は18日、住所不定の無職の男(57)を詐欺容疑で逮捕し、発表した。 尼崎東署によると、男は8月25日〜今月17日、同市長洲西通1丁目のスーパー銭湯で深夜料金や後払いの飲食代金など計15万8460円を支払わなかった疑いがある。 銭湯側が料金未払いに気づいてロッカー番号を館内放送するなどして探していたが、24時間営業で常に利用客がいたために見つけられなかったという。休業日の18日、客が午前0時に店外へ出た後に青い館内着を着た男がフロントに現れたという。 男は8月24日にチェックインし、自動販売機のカップラーメンを食べるなどして館内に居続けたとみられる。逮捕時、所持金は4051円だった。