「0~3歳児の赤ちゃんにパパとママ、どっちが好きか聞けば、どう考えたってママがいいに決まっている」。国会議員のそんな発言が物議を醸した。確かに、赤ちゃんの世話は母親が主という家庭が多いが、これは普遍的なのか。 「お母さんたちに負担がいくことを前提とした社会制度で底上げをしていかないと、言葉の上で『男も育児だ』とか言っても、子どもにとっては迷惑な話かも」「子どもがお母さんと一緒にいられるような環境が必要」 5月末、宮崎市で開かれた自民党県連の会合で、萩生田光一幹事長代行(54)はこんな風に語った。ツイッターでは男女双方から異論が噴出し、「#男の育児は迷惑じゃない」というハッシュタグで、次々に体験談が投稿された。 小4と小1の娘がいる東京都葛飾区の坪井博一さん(45)は自身の経験から、こうした説を否定する。「生まれた直後から、授乳以外は『ママじゃなきゃ』なんてことは一つもなかった」と語る。 派