ThinkPadの開発に深く携わり、現在はレノボ・ジャパンの取締役副社長として研究・開発を担当する内藤在正氏に聞く短期集中連載。最終回では低コストな海外での開発に各社が移行する中、レノボはなぜThinkPadの開発を日本ですることにこだわるのかについて聞く レノボは2011年に神奈川県大和市の中央林間駅近くにあったThinkPadの開発拠点を、神奈川県横浜市のみなとみらい地区に移転した(関連記事)。レノボは中国の北京などにも開発拠点を持つが、大和研究所の名とともにThinkPadの開発部隊は日本に残した形となる。 過去2回の記事で見てきたとおり、ThinkPadは日本からグローバルに向けて開発されたプロダクトであるが、コストなどを考慮すれば、今なぜ日本なのか? という疑問も残る。短期集中連載の最後は、やはり「日本でノートブックを開発する意味」を聞かざるを得ないだろう。 前編はこちら 中編は