Appleは、現地時間9月21日に同社スマートフォン「iPhone」やタブレット端末「iPad」向けにセキュリティアップデートをリリースした。すでに悪用が確認されている複数の脆弱性を解消している。 「iOS 17.0.1」「iPadOS 17.0.1」にくわえて、これら最新OSに未対応の旧端末向けに「iOS 16.7」「iPadOS 16.7」をリリースしたもの。いずれも3件の脆弱性を修正している。 具体的には、権限の昇格が生じるカーネルの脆弱性「CVE-2023-41992」に対応。さらに悪意あるアプリによって署名検証をバイパスされる「CVE-2023-41991」、「WebKit」においてコードの実行につながるおそれがある脆弱性「CVE-2023-41993」に対処した。 いずれもトロント大学のCitizen Labより報告を受けたもので、「iOS 16.7」より前のバージョンを標的と