リコーは、同社のクラウドストレージサービス「RICOH Drive」がサイバー攻撃を受け、利用者に関する一部登録情報が外部に流出した可能性があることを明らかにした。 同社によれば、9月18日22時前後の約15分間に「RICOH Drive」が攻撃を受けたもの。10月4日に事態を把握した。「XML外部実体参照(XXE)」の脆弱性を悪用する不正アクセスだったという。 対象となるのは、同社グループ内での利用を除いた4244件の「ログインID」。ユーザープロパティ情報も参照され、このうち3件については暗号化されたパスワードも対象となる。また別の3件では「ログインID」「暗号化されたパスワード」にくわえて「氏名」「メールアドレス」も含まれる。 利用者が同サービス上で保存したファイルの流出については否定した。同社では脆弱性に対応し、監視体制を強化。対象となる利用者に連絡を取り、注意を呼びかけている。