阪神・新井貴浩内野手が4日、西宮市内の球団事務所を訪れ、球団に自由契約を申し入れた。3年契約が切れる新井は球団に、今季年俸2億円から野球協約の定める減額制限の40%を超える、1億2000万円程度のダウン提示を受けていた。 本人が減額提示に同意しなかった場合、球団側は保有権を放棄し自由契約となる。南球団社長は「朝、あいさつに来たよ。自由契約でということだった」と明かした。 新井は「社長にも7年間、お世話になりました。ありがとうございましたと伝えた。球団にもファンにも、感謝の気持ちしかない」と話し、自由契約を選択した理由を「最後にもう1回、競争できる環境に身を置きたかった」と説明した。