「クローズドループ」と呼ばれる新しい地熱発電の方法が注目されています。高温の地層に人工的に水を流し込んで発電する技術で、日本の大手電力の中には、ことし、ヨーロッパで事業を始めるところもあります。 「クローズドループ」は新しい地熱発電の方法で、高温の地層に人工的にパイプで水を流し込み、発生した蒸気でタービンを回して発電します。 高温の地層があれば発電できるため、これまでの地熱発電よりも候補地が多いとされていて、次世代の地熱発電として世界的にも注目されています。 日本企業も関心を寄せていて、このうち中部電力は2022年にカナダのスタートアップ企業に出資し、ことし夏ごろにドイツで商業運転を始める予定です。 会社では、成功すれば世界で初めての商業運転になるとしています。 中部電力の佐藤裕紀グローバル事業本部長は「クローズドループは、世界のゲームチェンジャーになるかもしれない。コストを下げることによ
