――筆者のニッキー・ヘイリー氏は、2024年米大統領選に共和党から出馬表明。2011~17年にサウスカロライナ州知事、17~18年に国連大使を務めた *** モスクワで今週行われている中国の習近平国家主席とロシアのウラジーミル・プーチン大統領の会談は、中国がロシアの親友であり最大の支援者であることを改めて示すものだ。ジョー・バイデン米大統領と一部の共和党議員は気づいていないが、それには周知の事実が伴う。ロシアがウクライナで勝利すれば、中国も勝利するということだ。 中国は軍事的・経済的・文化的に米国を追い抜くことを目指している。習氏がモスクワに赴いているのは、プーチン氏を支援することで自らの邪悪な構想を実現できるからだ。習氏がロシアのウクライナ征服を望むのは、中国が台湾を侵略しやすくなるためだ。また、習氏はロシアが欧州の他地域を脅かすことも望んでいる。米国の注意をアジアからそらせるからだ。
グーグルの2人の研究者が2年以上前、当時利用可能なものの中で最もパワフルな技術を使用したチャットボット(自動応答システム)の公開を会社に働きかけ始めた。彼らが開発した対話型コンピュータープログラムは、哲学について自信たっぷりに議論したり、お気に入りのテレビ番組について冗談を言い合ったり、牛や馬にちなんだダジャレを思いついたりすることもできた。 ダニエル・デ・フレイタス氏とノーム・シェイザー氏の両研究者は、最近の人工知能(AI)の進歩をテコに、彼らが開発したようなチャットボットがインターネット検索やコンピューターとの関わり方に革命を起こすだろうと同僚に語っていた。その発言を聞いた複数の関係者が明らかにした。 2人は、外部の研究者がチャットボットにアクセスできるよう会社に促し、音声アシスタント機能「グーグルアシスタント」に統合しようとした。後に、デモの一般公開も会社に求めた。 ...
中国は気球が撃墜された件を巡り、米政府をやり玉に挙げている。だが同国がもっと懸念すべきは、人口という「気球」がしぼんでいることだ。
ウクライナ東部にあるロシアの仮設兵舎を狙ったミサイル攻撃で、新たに動員されたロシア兵数十人が死亡してから2週間が経過した。しかしロシア国内の多くの人々は、自分たちの親類は生きているのか、それとも死んだのかという問いの答えをいまだに得られていない。 ある36歳の女性は、この兵舎を使っていた連隊の1つに所属していたいとこを探したところ、採用事務所からは彼が任務を行っているとの説明を受けたという。「ニュースを待て」と言われたと、この女性は話す。彼女は現在、病院に電話して、いとこが運ばれてこなかったかどうか尋ねている。 しかしロシア国防省によると、ロシア占領下のマキイウカにおける元日の攻撃で少なくとも89人のロシア人動員兵が殺害されたが、死者の多くの出身地であるロシア南西部のサマラ地域では、ささやき程度の不満の声が聞かれただけだった。サマラでは、ロシア政府の戦争継続の方針に公然と抵抗する人はほとん
――筆者のエリオット・コーエン氏は米ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院の教授。戦略国際問題研究所(CSIS)で戦略分野のトップも務めている *** 2月24日、ロシアはウクライナに多方面から侵攻し、ロシア帝国を再び確立するための戦争を始めた。だがこの戦争は、そのとき始まったわけではない。ロシア軍がクリミアを占領し、ドンバス地方に押し寄せた2014年に始まったわけでもない。むしろ、少なくとも20年以上前、ソ連が崩壊して数年のうちに、ロシアがかつての権力を回復するためにさまざまなキャンペーンを始めたときから始まっていた戦争だ。 つまり、ロシアのウクライナ攻撃は、通常の権力奪取ではないのだ。だからこそ、多くの専門家が誤解している。 ...
――筆者のクリストファー・ミムズはWSJハイテク担当コラムニスト *** パスワードは長らくオンラインアカウントを保護する仕組みの根幹をなしていた。だがこのところパスワードはむしろ「弱点」と見なされるようになり、完全に排除することを目指す企業も一部に出てきた。 アカウントの安全なログイン方法をめぐる新しい助言に従うことは、最新の使い捨てカミソリに何枚の刃があるかを常にチェックするようなものだ。シンプルで覚えやすいパスワードから、アカウントに合わせて個別に作成し、パスワード管理ソフトに保存する発音不可能な文字列まで、その指針は年月と共に変遷してきた。最新の忠告によると、毎回のログインに二要素認証が必要だとされている。これは大抵の場合、テキストメッセージやメールで送られてくる数字のことだ。 ...
ロシアは今回のウクライナ侵攻で大量の兵器を導入し、かなりの部分を失った。これに西側の厳しい経済制裁も重なり、新規兵器システムから既存武器の予備部品に至るまであらゆるものを生産する能力が損なわれ、向こう数年にロシアの軍事力と兵器輸出は深刻な打撃を受けるとみられている。 短期決戦との当初想定に反して、ウクライナ侵攻は9週目に突入しており、ロシアはこれまで最新鋭の装備も含め、兵器の大部分を展開している。大量のミサイルやロケット弾、砲弾が発射され、新型の精密兵器の在庫はかなり減ったとアナリストは分析している。 軍装備の被害状況を追跡するオープンソースサイト「オリックス」によると、ロシアはこれまでウクライナでの戦争で3000以上の大型装備を失った。これには主要な戦闘戦車500台以上、装甲戦闘車両300台、戦闘機20機、ヘリ30機が含まれる。 ...
――筆者のダン・ブルーメンソール氏は「アメリカン・エンタープライズ政策研究所」のアジア研究ディレクターで、「The China Nightmare: The Grand Ambitions of a Decaying State(中国の悪夢:衰退する国家の大いなる野望」)の著者 *** 一般的な見方では、中国政府はロシアのウラジーミル・プーチン大統領によるウクライナ侵略戦争を支持したことで計算違いを犯したとされている。中国の習近平国家主席のパートナーであるプーチン氏は、ウクライナ軍の予想外に激しい抵抗と、西側諸国による予想外に強力な対ロ制裁に直面している。一部の米政府関係者は、中国が和平合意を仲介することで、自国への非難を回避しようとすると予想している。しかし、その可能性は低い。中国はこの戦争から多くの面で利益を得ている。ロシアが国際システムに挑戦し、それが西側諸国にとって失望すべき結果を
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く