プーチン大統領によるウクライナ侵攻をきっかけにロシア市民がパニック買いに動く中、まだ供給が潤沢な1つのアイテムは、全ては正常だと安心させようとする当局の言葉だ。 政府は戦争と広範囲にわたる国際制裁で不意を突かれた同国経済において、生活必需品はまだ豊富にあると毎日のように説明。食料については何も心配することはないとパトルシェフ農相が述べた。産業貿易省によれば、オムツと衛生パッドは大量にある。解熱剤も不足していない。小麦粉についてはサンクトペテルブルクに十分にある。 しかし、そうした言葉は伝わっていない。 開戦前から既に価格圧力は高まり、世界の供給網は逼迫(ひっぱく)していたが、ここへきてロシア人は経済的孤立という新たな現実に対応するため、最悪シナリオを見込む通常の買いだめアイテム以外までも買い込んでいる。 一部の通販サイトでは大手企業の砂糖が在庫切れになり、無名のブランドが3倍の価格で販売さ
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