2004年、鈴野浩一(すずの こういち)と禿真哉(かむろ しんや)によって設立されたトラフ建築設計事務所。建築設計・空間デザインはもちろん、展示会場構成から家具、プロダクト、インスタレーションから舞台美術に至るまで、建築的発想を基盤に様々なジャンルの境界線を軽やかに越え、そして繋いでいく作品を数々発表してきている。 2012年2月、第2回目の開催となったアートフェア「TOKYO FRONTLINE 2012」では、日本のコンテンポラリージュエリー市場とアーティストを支えてきた「ギャラリードゥポワソン」とのコラボレーション作品として「gold wedding ring」を発表。揺るがない軸足はそのままに、しなやかにグランドを越境し続けているトラフ建築設計事務所のお二人にお話を伺った。 Photo: YOSHIAKI TSUTSUI ご出身はそれぞれ神奈川と島根、大学も大学院も勤務先も違ったお