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ブックマーク / www.shift.jp.org (14)

  • トラフ建築設計事務所

    2004年、鈴野浩一(すずの こういち)と禿真哉(かむろ しんや)によって設立されたトラフ建築設計事務所。建築設計・空間デザインはもちろん、展示会場構成から家具、プロダクト、インスタレーションから舞台美術に至るまで、建築的発想を基盤に様々なジャンルの境界線を軽やかに越え、そして繋いでいく作品を数々発表してきている。 2012年2月、第2回目の開催となったアートフェア「TOKYO FRONTLINE 2012」では、日のコンテンポラリージュエリー市場とアーティストを支えてきた「ギャラリードゥポワソン」とのコラボレーション作品として「gold wedding ring」を発表。揺るがない軸足はそのままに、しなやかにグランドを越境し続けているトラフ建築設計事務所のお二人にお話を伺った。 Photo: YOSHIAKI TSUTSUI ご出身はそれぞれ神奈川と島根、大学も大学院も勤務先も違ったお

    トラフ建築設計事務所
  • スタジオ・ムンバイ展「PRAXIS」

    徹底的に突き詰められた具体的なスタディは、ジャンルの垣根を越えて見るものに多くの示唆を与える。TOTOギャラリー・間にて開催中の「スタジオ・ムンバイ展:PRAXIS」は、第12回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展(2010年)にて特別表彰を受けたほか、日でも「建築、アートがつくりだす新しい環境―これからの“感じ”」展(2011年、東京都現代美術館)に参加するなど、近年注目を集める気鋭の建築集団による日初個展である。 TOTOギャラリー・間での展示の他、同時期に東京国立近代美術館でもプロジェクト(※)を進行しており、単なる建築という枠を越え、文化、伝統といった根源的なテーマに包括的にアプローチする彼らの活動を知る絶好の機会といえるだろう。 ※東京国立近代美術館(館)の前庭に、「夏の家」と題する東屋を設置し、人々の憩いの場として提供している(2012年8月26日〜2013年1月14日)

    スタジオ・ムンバイ展「PRAXIS」
  • ガーデン・バイ・ザ・ベイ

    シンガポールの都市を関連転換するその普遍的な追求は、より大きく緑豊かな庭園を都市の境界線のなかに作り上げることを強く推進してきた。101ヘクタールという巨大なウォーターフロントの地に、3つに区切られた庭園をもつガーデン・バイ・ザ・ベイは、マリーナ・ベイの中心に位置し、シンガポールの最新の中心スポットだ。 3つの庭のなかで最も大きいベイ・サウス・ガーデンズは、シンガポールの園芸シーンに新鮮な活気をもたらした。このカラフルな庭にはトロピカルで温度調整された園芸のショーケースがあり、涼しく保たれた室内やスーパーツリー、そして湖やテーマのある庭等をとおして、ダイナミックで夢中になるようなセッティングがされている。テーマをもった庭の植物は様々なルーツをもっており、そのみずみずしい緑の庭は天国のようで、数え切れないほどの飲店にその恵みを提供している。 マリーナ・バラッジを渡ると、訪れた人々はその水の

    ガーデン・バイ・ザ・ベイ
  • カールステン・ニコライ

    蝙蝠(コウモリ)に興味を持ち、蝙蝠とコミュニケーションが取れると気で考えていた少年時代。それを原点として活躍する国際的なアーティスト、カールステン・ニコライ。 出身地ドイツを拠点にビジュアルアートと音楽という異なる二つの分野をボーダーレスに行き来し、それを紡ぎあげていく彼の類稀な才能を、インタービューを通じて解き明かしてみたい。 まずはじめに自己紹介をお願いします。 1965年生、カールマルクスシュタット出身(旧東ドイツ)。大学ではランドスケープアーキテクチャーを80年代後半に専攻し、卒業後は都市デザインを手がけていたのですが、90年代に美術家として活動をはじめました。 私は美術家になるためにも、音楽家になるためにも、学校で勉強していたわけではありませんが、80〜90年代という時代は分野を超えて自由に活動をするという土壌があり、私はこのようなアーティスト活動を始められたのです。 これまで

    カールステン・ニコライ
  • アイデンバーグ・リウ「ポール・ダンス」

    6月25日、MoMAの別館のP.S.1コンテンポラリー・アート・センター(以下、P.S.1)は、毎年恒例のニューヨーク市民に向けた企画「ヤング・アーキテクト・プログラム」を開始した。今年の受賞プロジェクトは、ミュージアムの中庭風景を再編することとなった「ポール・ダンス」である。ブルックリンを拠点とする建築会社で、通称「SO-IL」として知られる、ソリッド・オブジェクティブスのアイデンバーグ・リウの作品だ。 デザイナーによるコンセプト・ステートメントによると、ポール・ダンスは、「人類と構造の概念的関係を再構築する参加環境」とある。「柔軟性」や「遊び」の要素のあるインタラクティブなインスタレーション作品で、作品名は、構造の形やフォルムが、雨や風などの自然発生的な環境要素や、遊び心ある人間の行動に応じ、永続的に変化していくことから発想を得たものだ。作家はこのインスタレーション作品で、ユーザーと自

    アイデンバーグ・リウ「ポール・ダンス」
  • クレマチスの丘

    美術館・花・をテーマに2002年に静岡県・三島近郊にオープンした「クレマチスの丘」。ここは北に富士、南に駿河湾を望む文化と自然が一体となった複合施設だ。2009年10月にオープンし注目を集める「IZU PHOTO MUSEUM」もここにある。 © クレマチスの丘 クレマチスは北半球を中心に約300種が自生するつる科の植物で、江戸時代には伊藤若冲の日画やヨーロッパの印象派の絵画の中でも描かれた花だ。200品種のクレマチスが咲き誇るクレマチスガーデン、自然公園などの手入れの行き届いたガーデンのほか、ヴァンジ彫刻庭園美術館、ベルナール・ビュフェ美術館、ビュフェこども美術館、井上靖文学館、リストランテ プリマヴェーラ、テッセンなどのレストラン、ミュージアムショップなどが点在している。 ヴァンジ彫刻庭園美術館 © クレマチスの丘 「ヴァンジ彫刻庭園美術館」は、イタリアの具象彫刻家ジュリアーノ・ヴ

    クレマチスの丘
  • SHIFT 日本語版 | - - - - - | SHIFT 2011 カレンダーコンペティション

    6月15日よりエントリー受付開始。締切りは8月20日。 2003年から開催されている「SHIFTカレンダー・コンペティション」は、フレッシュなクリエイター発掘と活動のサポートを目的に行われ、カレンダーを媒体に世界から広く作品を募集するものです。 募集し採用された作品はカレンダーとなり、世界中へディストリビュートされます。 応募締切りは、2010年8月20日(当日必着)。 オリジナリティ溢れるあなたの作品をお待ちしています。 募集要項 企画意図 フレッシュなクリエイター発掘と活動のサポートを目的に、カレンダーを媒体に世界から広く作品を募集するものです。 対象者 国内外、プロ・アマなど一切不問。国内外で未発表で過去に公開応募について応募のない作品であること。 過去にコンペティションに応募していない作品に限ります。 テーマ 自由。自由に作品を制作してください。 募集作品 最終納品形態は、Pho

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  • ポリクセニ・パパペトルー

    オーストラリア・メルボルンを拠点に、子ども達がもつ魔法のような力に魅了され写真作品を手掛けているポリクセニ・パパペトルー。新作「ビトウィーン・ワールズ」(Between Worlds)では動物のマスクをかぶった子ども達による、いくつもの曖昧な世界が切り取られた写真空間の中で繰り広げられている。6月にパリのLM Dギャラリーでの展示を終えたパパペトルーに写真について、子どもについて、メルボルンについてなど話を伺った。 まず、自己紹介をお願いします。 ポリクセニ・パパペトルー。ギリシャ人の両親のもと、メルボルンで生まれ育ちました。写真作品を手掛けるようになって12年ほど経ちますが、2002年から子供時代のストーリーを展開する写真を撮るようになりました。子供の写真を撮るようになったのは、私たちの文化というものに対する考えを表現したかったからで、そのアイディアは子供らしさの象徴を通じて一番良く表現

    ポリクセニ・パパペトルー
  • ザ・レヴォネッツ

    デンマークのデュオ、ザ・レヴォネッツが再スタートを切った。「Whip it on」を初のアルバムとすれば、「In And Out Of Control」は彼らの4枚目となるアルバムである。 ニューアルバムのリリースツアーでヨーロッパを回った後、アメリカに戻り、砂漠で開催される野外ロックフェス、コーチェラ・ミュージック・フェスティバルや、メキシコでも演奏を行った。スペインドイツの国境にある場所で彼らに会う機会を得たので、バンドの過去や今までの経緯について聞いてみた。最近彼らは日での所属先レーベルを探しつつ、ドクターマーチンの50周年記念カヴァーソングを制作している。 バンドを結成した経緯を教えて下さい。 僕らは共通の友人を介して90年代の終わり頃コペンハーゲンで知り合ったんだ。それから2000年に一緒に演奏するようになり、2002年に「Whip it on」をデンマークでリリースしました

    ザ・レヴォネッツ
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    kumoQ 2010/04/24
  • アシフ・カーン「ハーベスト」

    「ハーベスト」は、ロンドン・デザイン・ミュージアムによって選ばれた5人のデザイナーが環境との関係を考察した作品を発表、発展させていく企画「Designers in Residence」プログラムの一環として制作された。 アシフ・カーンのこの作品は、ロンドンの生活に密接した植物を日常のマテリアルとすることから始まった。私達の日常に欠かす事のできない植物の存在、関係をもう一度見直してみようという思いが込められている。 植物で家具を作ると言う発想は発展を遂げ、数週間に渡って水分を抜き取った植物素材を編み込み、型取り、凍結乾燥、硬化というプロセスを経てこの作品が生まれたのである。自然が生み出す植物の分枝構造を使い、その密集かつ結合性からヒントを得た。この構造はミニマルであるが大きな広がりを持つことができ、強健でありながら繊細なところが魅力である。 アシフ・カーンの作品は、デザイン・ミュージアムのテ

    アシフ・カーン「ハーベスト」
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    kumoQ 2010/04/24
  • 三上晴子

    80年代以降、情報戦争と身体をテーマに大規模なインスタレーションを相次いで発表し、メディアアートシーンを世界的に牽引するアーティスト、三上晴子。その活動を総合的に紹介するアジア初の大規模なインスタレーション展「Desire of Codes - 欲望のコード – 」が3月20日より山口情報芸術センター[YCAM]で開催されている。観客を監視するインタラクティブ・インスタレーションから見えてくるものとは?情報生態系に渦巻く欲望をベースに新作を展開している三上氏にお話を伺った。 これまでの活動内容を含め、自己紹介をお願いします。 三上晴子(みかみせいこ)アーティスト/多摩美術大学教授。1984年より、「情報社会と身体」をテーマに、インスタレーション作品を発表し、90年代にはニューヨークを拠点に活動し、主に欧米のギャラリーや美術館で作品を展示してきました。観客参加型のインタアクティブ・アート作品

    三上晴子
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    kumoQ 2010/04/24
  • アンテ・ヴォジュノヴィック

    アンテ・ヴォジュノヴィック。アッシュ・ぺー・フランスの招聘アーティストでもある彼は、都心から40分くらい離れた郊外にアトリエを持ち、ただ一人クリエイションの歓びを噛み締めていた。何を話しているのかもわからない日語が飛び交うこの国で、何にも惑わされず、何にも縛られずに。 そんな光のアーティスト、アンテ・ヴォジュノヴィックが見つめているものは何だろう。 「46gの光」 1975年から独学でクリエイションの世界にお入りになられたそうですが、転向されたきっかけは何だったのでしょうか? クリエイション的にはもう子供の頃から、ものづくりが好きでした。北アフリカにいた時は自然の中で一人で過ごす時間が多かったです。友達と話さないとか誰かと一緒にいないということは、自分で考え想像することが多いので、イマジネーションみたいなことはその頃から培われてきたように思います。いつも何か違うことを探し続けていました。

    アンテ・ヴォジュノヴィック
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    kumoQ 2010/03/18
  • ヨリネ・オーステルホフ

    テーブルウェアが踊り出す。不思議の国の器達。 見れば誰もが顔に微笑みを浮かべてしまう、その今にも動きだしそうな、愉快な姿形をした器達。そんな器の魅力に引きつけられるように、SHIFTはそのデザイナーにインタビューを試みた。オランダ在住のそのデザイナーの名前は、ヨリネ・オーステルホフ。ヨリネによるおとぎの世界へようこそ! 自己紹介をお願いします。 ヨリネ・オーステルホフ。1981年オランダ・ハーグ出身です。幼少時からファンタジーやシュールな物語と同時にアニメ、キャラクターや陶芸にも特に興味を持っていました。その興味が今も続いているというわけです。私が手掛けるのは、モノに停止した物語を作り出したり、家族のある製品やユニークな物達を作ることです。2005年にアーネム芸術デザインアカデミーを卒業。同年に自身のデザインスタジオ「JORINE」を設立し、現在もオランダ・アーネムを拠点にクライアン

    ヨリネ・オーステルホフ
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    kumoQ 2009/08/13
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