三連休の紅葉の京都。まちは人で溢れていて、ちょっと移動するだけでもたいへん。そういうわけで予定を立てずにいたけれど、図書館で借りたい本があったので岡崎をうろうろすることにした。まあ岡崎もそれなりに混んでいるのだけれど、なぜかあまりしんどさを感じない。なぜだろう。家から近いこともあるけど、道幅が広いとかちょっと腰掛けられるところがたくさんあるとかかな。あとは東山がすぐ近くに見えて緑が多いこと。 吉田東通りの中華そば〈みみお〉でラーメンを食べたあと、自転車でぶらぶらと岡崎へと向かう道の途中、焼き芋屋さんが芋を売る音が聞こえてくる。聞き慣れた「♪い〜しや〜きいも〜」とは一段階ほど高い、ちょっと勢いのある音。これはもしやと思い近くを通り過ぎる。やっぱり知り合いの竹村くんだった。 焼き芋とは関係のないところで何度か顔を合わせたことがあるはずなのに、彼が売る焼き芋は食べたことがなかった。せっかくだから