5/20(土)ドキドキ退去 退去の日。家を借りる一連の行事でもっとも緊張するイベントである。「窓枠につけた傷で10万円請求されるのではないか」「あの壁の汚れで文句を言われないか」とやきもきする。家の使い方によっては敷金を超えて請求される可能性もある。ハラハラしながらそのときを迎えた。 やってきたのは浅黒い肌のおっさん。管理会社の社長らしいが、社長というよりも建築現場の親方みたいな風貌だった。 幸運なことに修繕は安く済むようだった。おっさん社長は我々の住んでいた家をチェックし撮影した後オーナーとLINEと電話をしてどこを修繕するか決めていた。見積もりによると、ガスコンロの横の汚れた壁やひっつき虫をつけて取れなくなった壁など最低限の範囲だけ張り替えるらしい。畳も表替えをするだけ。こうして敷金から足は出ずに少しだけお金が帰ってくる査定となった。 変なことにオーナーはいくらか負けてくれたらしい。本