さて、前回の記事では無リターンの金融商品を仮定し、それぞれのリスクにおいて長期保有した場合にどのような結果の分布となるかを解説してきました。 複利というのは中央値(勝率)を下げるかわりに最大値を伸ばし、最小値を限定する仕組みであり、投資先の金融商品のリスクが高いほどこの傾向は強まる。ただし期待値は変わらない。 ということでした。これを頭にいれつつ読んでいただければと思います。 今回の記事では、より実戦的に正のリターンのある金融商品にレバレッジをかけた時の分布の変化を観察し、その後さらに過去のS&Pのデータを使ってレバレッジETFを長期保有したときの結果をシミュレーションしてみます。 では、まずはレバレッジをかけるというのがどういうことなのか、見ていくことにしましょう。
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