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*哲学に関するkunimiyaのブックマーク (5)

  • プラグマティズム

    このページでは私が最近もっとも興味を持っている思考形式、つまりは”考えるための方法”であるプラグマティズムについて話してみようと思います。プラグマティズムという単語は、大学受験で世界史を選択された方や授業で倫理・哲学などを学ばれた方には馴染み のある言葉でしょう。しかし控えめにっても一般的に普及したものとは思えません。それは我々日人にとって、このプラグマティズムがアメリカで生まれ、育った思想であることも一つの原因であるように思えます。しかしそれ以上に、普段生活をする上で、我々が哲学とい うものに触れる機会というものはあまり多くはないと思います。私自身もそうですが、自分が何者であるのか、自分の考えや指向性はどのようにして得られたものなのかなどということは、所与の条件(既に与えられているもの)であって、取り立てて考えなければいけない ようなことではないからなのかもしれません。 我々はよく悩み

    kunimiya
    kunimiya 2008/06/27
    上手くまとめている。誰の著作だろう?
  • 稲葉振一郎『「公共性」論』 - logical cypher scape2

    ハーバーマス、アレント、アガンベンあたりを中心にした、人文系啓蒙の書。 まず第一には、とにかく色々なものが紹介されている、入門書として読むことができる。 あまりにも多岐にわたっているため、説明不足となっていたりする部分もないわけではないが、人文知ないし現代思想のかなりの範囲に対して言及がなされており、様々な方面への導入にもなっている。 書を貫いているのは、公共性とは可能か、もっといえば、公共性はあった方がよいのか、という問いである。 この問いを反復する前半部は見通しもよい。 しかし、この問いへの答えは必ずしもすっきりとはしておらず、後半の進むにつれて、分かりにくい部分も出てくる。 ただし、やっていることはずっと同じことの反復ともいえるので、決して難しいではない。 稲葉は、公共性を「生活世界」と「社会システム」のズレを克服しようとしていくことと定義する。 「社会システム」というものは、人

    稲葉振一郎『「公共性」論』 - logical cypher scape2
  • 初心者のための記号論

    <訳者より> テキストは英国のウエールズ大学のダニエル・チャンドラー博士による記号論への入門書のオンライン版であり、インターネット上で公開されているものです。このオンライン・テキストは評判が良く、1995年公開以来のアクセス回数は56万回(2004年2月時点)にもなっています。 訳者は2002年4月まで35年間、企業の研究所に勤務していたシステム分析が専門の技術者ですが、記号論のの中に、「システム」という言葉がたびたび出てくることから記号論に興味を覚え、インターネット上で調べていたところテキストと出会いました。記号論の主要トピックスをソシュールの記号学および構造主義をベースに、丁寧に説明しており具体的な例も多く観念的でないことから、記号論を勉強してみたいと思っている人、記号論の勉強を始めたがよく分からず挫折した人にとって良い参考書になるのではないかと感じました(残念ながら、日では、

  • エンジニアのための記号論入門:パースの記号論

    Ⅱ 記号の基的性質 4 記号過程を重視するパースの記号論 「アメリカ合衆国が生んだ最も多才で、もっとも深遠なそして最も独創的な哲学者」といわれるチャールズ・サンダース・パース(Charles Sanders Pierce,1839-1914)は、ソシュールと同じような時期に記号論を創設し、多くの著作を残しました。パースは、哲学者であるとともに、論理学者、数学者、物理学者、化学者であり、ソシュールとは異なり、記号とそれが指し示す対象を記号を受け取った人がどのように関係づけるか、その「記号過程」に重点をおいて研究しました(米盛祐二『パースの記号学』)。パースは自然科学系の学者であり、記号と対象を結び付ける解釈項は推論であり、演繹、帰納、仮説推論といった数学的概念で分類しています。その記号論も、エンジニアである我々にはある種の親近感が持てるものがあります。 4.1 パースは記号を3要素モデルで

  • ケータイラボ: 「場所の未来13-場所の情報6-」(文・小檜山賢二)

    ケータイラボ ケータイラボは2004年4月慶應義塾大学SFC研究所内に設立された研究機関です。 所属や専攻の枠を超え、”ケータイ”をキーワードに学生や教員が集まって複数のプロジェクトを進行させています。 現実の場所にある見えない情報 前節では、宮沢と山口の分類に従って、現実の場所にある「サイン」の考察をしました。宮沢と山口はサイン制作の専門家ですから、見える(来は、五感で感じることが出来る情報というべきですが、主として視覚に頼ることになるので、以下「見える」とします)情報でなければ意味がありません。しかし、この章の始めに述べたように、場所には見えない情報がたくさんあります。さらに、「見えているようですが、実は見えていないものも沢山あります。人間の視覚・聴覚などの五感は、脳が意識しなければ、認識されません。存在しないのと同じです。」ということも述べました。前節で述べた「標示系」というのは、

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