鹿嶋市内の海岸に打ちあげられたカズハゴンドウ 茨城県鹿嶋市の下津(おりつ)海水浴場に4日午後8時ごろ、イルカの仲間、カズハゴンドウが大量に打ち上げられているのに地元の人が気づき、市役所と警察に連絡した。5日午前8時から、同市が茨城県大洗水族館などの協力を得て、延命などにかかっている。 同水族館によると、打ち上げられたのは52頭で、体長2〜3.5メートル、体重200〜300キロ前後。21頭が生きているという。 同日午前7時ごろから、海岸を訪れたサーファーや地元の人たちが毛布や新聞、衣類などを持ち寄り、カズハゴンドウの体をおおって、海水をかけるなどしている。男性サーファーの一人は「驚いた。サーフィンどころじゃなくてみんなで手分けして水をかけている。何とか助かってほしい」と話した。