行き場をなくした大量のゴミが、環境問題を引き起こしている。それならば、燃え盛る火山のなかにすべてのゴミを投げ入れてしまえばいい──そう思ったことはないだろうか? しかし、問題はそれほど単純ではない、火山事情を専門家が解説する。 たしかに溶岩は高温の物質ですから、ゴミのなかには溶岩の熱で溶けてなくなるものもあります。2018年にハワイ島のキラウエア山が噴火したとき、溶岩流は1100度を超える高温でした。これは金星表面よりも熱く、多くの岩石を溶かすのに充分です。また、ゴミ焼却施設は普通1000〜1200度でゴミを燃やしているので、同じくらい高い温度でもあります。 とはいえ、すべての溶岩が同じように高温というわけではありません。 ハワイの島々の火山活動では、玄武岩(げんぶがん)と呼ばれる溶岩が噴き出ています。玄武岩は、ワシントン州にあるセント・ヘレンズのような火山から噴き出す、こんもりして粘り気
![「どうして火山にゴミを捨てて、燃やしたらいけないの?」に専門家が本気で答えたら… | こどもの疑問に“マジ回答” ジョージンT. の疑問](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ef06c31b78ed9e7b597006f52acf737b17741f65/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcourrier.jp%2Fmedia%2F2022%2F01%2F31140613%2Ff6d788794e62343a12657605ba43fbae.jpeg)