2004年までは10万台だったが、2005年に30万、2006年には90万を突破。そして2007年には、549万960種類のウイルスが確認された。 この理由としてサンベルトソフトウエアでは、オリジナルのウイルスをわずかに変えた亜種(変種)が多数作られるようになっているためと分析する。AV-Test.orgでは、同じ種類のウイルスかどうかを、ウイルスファイルのハッシュ値で判断する。ハッシュ値とは、ある関数(この場合にはMD5)を使って計算される、ファイル特有の固定長データのこと。ファイルの中身が1ビットでも異なれば、ハッシュ値は変わってくる。 このため、「549万960種類」といっても、それらは全く異なるウイルスではなく、ファイルの中身を一部だけ改変した亜種が多数を占めているという。亜種を作る目的は、ウイルス対策ソフト(セキュリティ対策ソフト)の回避。現在では、亜種を作成するツールはインター