「若手の日本語力が足りない」「若手の文章力が低い。どうすればいいのか」---。こんな相談を受ける機会が増えています。若手の文章を何度読んでも意味がわからない、ポイントが不明確で冗長な文章が多い、というのです。 新入社員研修で、新人が日報や週報を書く様子を観察していると、「何を書くか考える」というステップを省略していることがわかります。たいていの人がいきなりペンを動かし始めたり、キーボードをたたき始めたりします。頭に思いついたまま書きつづるので、どうしても冗長になったり、散文的になったりするのでしょう。 研修の場に限らず、ふだんの職場でも似たようなことが起こっているのではないでしょうか。 「読み手」と「目的」を意識させる 若手の日本語力・文章力を高めるには、どうすればよいでしょうか。上司や先輩はまず、「読み手」と「目的」を意識させる必要があります。 その際はポイントを伝えるのではなく、若手に
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