トヨタ自動車は6日、自動運転などに使う人工知能技術の開発拠点として、来年1月、米シリコンバレーに新会社を設けると発表した。2020年までに約10億ドル(約1200億円)を投じる。 新しい会社は「トヨタ・リサーチ・インスティテュート」。最高経営責任者(CEO)に米国防総省の国防高等研究計画局でロボットコンテストなどに携わったギル・プラット氏を迎える。社員は200人程度を予定する。 自動運転には、車載カメラなどで集めたデータの分析、判断を担う人工知能の技術が必要になる。トヨタの豊田章男社長は「私たちが人工知能技術を追求するのは、より豊かな社会を実現するためだ」とのコメントを出した。トヨタは人工知能の分野で米スタンフォード大、米マサチューセッツ工科大学と連携すると9月に発表している。(高橋諒子)
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