花王は29日、2013年12月期決算の純利益の予想を、4月時点の730億円から670億円に下方修正した。子会社のカネボウ化粧品など3社が、肌の被害を起こした美白化粧品を自主回収する費用56億円を特別損失として計上するのが響いた。原材料費の上昇分も織り込んだ。 「重症」とみなした2250人の治療費の負担などで、業績にはいっそうの下ぶれ要因も残っている。 一方、1〜6月期は円安が進んだほか、国内やアジアで洗剤などの販売が好調で、売上高は1兆2700億円から1兆3千億円に引き上げた。 関連記事美白被害、台湾でも54人発症 カネボウ化粧品使い7/25化粧品被害、重荷に カネボウ親会社・花王の株価下落7/25花王株、売り注文殺到 子会社カネボウの美白化粧品問題7/24化粧品で「肌まだら」2250人は重症 カネボウ化粧品7/23レコメンドシステムによる自動選択最新トップニュース