「土のフルコース」を出す一風変わったフレンチがある。五反田の老舗「ヌキテパ」だ。オーナーシェフの田辺年男氏は、以前からテレビ番組などでも土を使った料理で評価を得ている。先日、そのヌキテパで「土の試食会」が行われた。潜入した編集者/フード・アクティビストの松浦達也氏は「土」を食べ、何を思ったのだろうか。 * * * 「土を食べるのか……」。五反田にある老舗の名店「ヌキテパ」のオーナーシェフ、田辺年男氏が以前から「土の料理」に傾倒していることは知られていた。……が、自分で食べるとなると話は別だ。そもそも土を食材だと考えたことがないし、自ら進んで食べに行こうとは思わなかった。 しかし、知人に誘われたとなると話は違う。「度胸のないヤツだ」と思われるのもシャクだし、滅多にある機会でもない。ノコノコとヌキテパで行われるという試食会に出かけることになった。ちなみに店名の由来は、フランス語の“Ne qui
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く